ひふみ学園の
学習コンセプト
ひふみ学園は3ステップの学習コンセプトで運営しています。
まず最初に大事なのは安全基地。子どもたちが安心して成長できる安全な環境を提供することです。不登校や行きしぶりなどを抱えたお子さんが「この場所は安全だ」そんな気持ちになれるからこそ、挑戦や新しい学びが出来るようになります。次は観て察する。人は誰一人として同じ人間はおらず、一人ひとりの身体、生命力、感情、自我、そして個性や発達は異なります。最後に卒啄同時。子どもの成長を待ちながら適切なタイミングで教材を与えたり、専門の講師を招聘したりします。
1.安全基地
子どもたちが安心して成長できる
安全な環境を提供することを
大切にしています。
心理的安全性への配慮
【ひふみ学園】では、子どもたちが安心して過ごせる環境を提供するため、心理的安全性に最大限の配慮をしています。心理的安全性とは、個々が安心して自分らしくいられる環境のことです。子どもたちが自己表現し、失敗を恐れずに挑戦できる場を整えることが、私たちの使命と考えています。
まず、スタッフが心理的安全性の重要性を理解し、日々のコミュニケーションを大切にし、子どもたちがいつでも相談できる環境を整えています。また、子どもたち同士の相互理解を深めるための声かけや対話の場を日常的に設けています。
思春期真っ盛りの子どもたちは、言葉遣いが荒かったり、態度が良くなかったりすることもありますが、「イヤことは、イヤと言える(NOを言える)」という環境づくりを大切にしています。
オンライン朝の会は、顔出しや声出しを強制せず、子どもたちが自分のペースで参加できるように配慮しています。チャット機能を活用し、無理なくコミュニケーションを取ることができる環境を整えています。
オンライン朝の会
「うちの子、初めての人や場所が苦手で…」「学校見学に行ってみる?と訊いてみたけれど、NOと言われちゃって…」という保護者の方々から、多くの問い合わせをいただいています。どんな場合でも、オンライン朝の会なら大丈夫です。顔も声も出さなくても、テレビのように観るだけで参加できます。ぜひ、オンライン朝の会を通じて、お子様が少しずつ新しい環境に慣れていく機会をつくりましょう。
<オンライン朝の会(無料)>
平日:月曜日〜金曜日
時間:8:30〜9:00
お申し込み:こちらよりお申し込みください。ZOOMのURLのご連絡が自動返信メールで送られます。
ひふみ村 バーチャルビレッジ
(メタバース校舎)
誰でも、世界中どこにいても、一瞬でワープできる「村」。それが、ひふみ村バーチャルビレッジ(メタバース校舎)です。ここで、世界中の友だちと交流ができます。のんびり漫画を読んで過ごしたり、ゲームをしたり、勉強したり(大人も仕事をしています)、それぞれがリラックスして過ごしています。
メタバース校舎は、誰かとつながっている絆を感じるところ。とつぜん肩をポンッとたたかれて新しい出会いがあるところ。心のホームとなる【ひふみ村】で、お子さまを見守ります。
2.観て察する
一人ひとりの
身体、生命力、感情、自我、
そして個性や発達段階を
しっかりと観察します。
岩村本校の「見守りたい」について
【ひふみ学園】岩村本校は、「見守りたい」という大人たちによって運営されています。「見守りたい」は、先生ではなく、保護者や地域の大人によって構成されています。その名前の通り、主な役割は子どもたちを見守ることです。
「見守りたい」は、子どもたちが安心して過ごせる環境を作り出すために、さまざまなサポートをします。例えば、学園内の安全確認や、子どもたちが困った時に気軽に相談できる存在として、そこに居ること。子どもたちの活動を温かく見守り、必要なときには適切な助言や支援をします。
また、「見守りたい」自身も自分のペースで学び、成長できる場としてひふみ学園を活用しています。子どもから学び、場から学ぶ生徒でもあります。「見守りたい」の存在は、子どもたちにとって大きな安心となっていますが、子どもと見守りたいの関係は対等です。
夢の授業(未来マップ)
未来マップ*1は、自分の「好き・得意・興味・強み」を自覚し、ワクワクして描いた未来の夢を台紙の上にビジュアル化して表す教育プログラムです。写真や雑誌の切り抜き、イラストや文字などを使い、自分の手を動かしながら夢を表現する。ビジュアルで表すことでイメージがより具体化し、行動変容が起きます。
ひふみ学園では、子どもたちの夢の応援はもちろん、保護者や地域の住民の皆様の夢の実現も応援しています。そのため、月に一度のペースで大人向けの未来マップワークショップを開催しています。詳しい日程やお申し込みは、Instagramをご覧ください。皆様のご参加をお待ちしています。
*1 MIRAI mapは、ひふみコーチ株式会社の商標登録です。第6743251号
* ひふみ学園を運営するひふみコーチ株式会社は、未来マップ授業を全国の公立小中学校に出張授業として届ける活動を行っています。詳しくは、こちらのホームページを御覧ください。
3.卒啄同時
子どもの成長を待ちながら
適切なタイミングで
教材を与えたり、
専門の講師を招聘したりします。
多彩なプロボノ先生
一般的に、良い教育にはお金がかかります。教師の人件費が、そのまま授業料として保護者負担になるため、高額な月謝の塾やフリースクールに通わせることを躊躇せざるを得ない現実があります。
【ひふみ学園】は、教育の多様性と質の高い授業を、教育に情熱を持つプロボノ先生たちの貢献に支えていただいています。プロボノ先生とは、専門的なスキルや知識を無償で提供する先生のことです。多彩なプロボノ先生の協力により、教育の質を維持しつつコストを抑えることが可能となりました。
【ひふみ学園】を運営するひふみコーチ株式会社には、既に世界中に200名の専門家コミュニティ【起業ひふみ塾】があります。この専門家コミュニティのメンバーが強力なサポーターとなっています。コーチ、カウンセラー、教育従事者、起業家、アーティスト、NPO主催者など、多岐にわたる専門家たちが、参加する子どもたちに幅広い学習機会を提供してくださっています。
プロボノ先生たちは、それぞれの専門分野での経験や知識を活かし、子どもたちに対して実践的で価値のある教育を行います。
*プロボノとは、「公共善のために」を意味するラテン語「Pro Bono Publico」を語源とする言葉で、【社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや専門知識を活かしたボランティア活動】を意味します。 プロボノを行う場合、金銭的な報酬はありません。
起業家教育
技術の進歩や経済の変化により、将来多くの仕事がなくなると予測されています。少し古い(2015年)レポート*1ですが、日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能になると試算するものもあります。また、サラリーマンという仕事も、今後の働き方の変化により大きく形を変えていくでしょう。
こうした未来を見据えて、子どもたちは自分で考え、新しいことに挑戦する起業家精神を身につけることが必要だと考えています。【ひふみ学園】では、子どもたちが楽しみながら起業家マインドやスキルを学ぶプログラムを実施します。
また、子どもたちが自分でプロジェクトを考えて実行する機会もつくります。たとえば、地域の問題を解決するためのアイデアを出したり、地域の企業に新商品やサービスの提案を行ったりします。
*1 「日本の労働人口の49%が人工知能やロボットで代替可能に」野村総合研究所
* ひふみ学園を運営するひふみコーチ株式会社は、起業家教育をメイン事業とする会社です。
職人教育
技術の進歩や自動化が進む一方、伝統的な技術や手仕事の重要性が見直されています。特に、細やかな手工芸は、機械では代替できない価値を持っています。
【ひふみ学園】では、子どもたちに職人技術の素晴らしさを伝えるために地元の伝統工芸や手仕事の職人の皆様たちと連携し、子どもたちが実際にその技術を体験したり見学する機会を設けています。これにより、職人さんに対する尊敬の気持ちを育むとともに、物づくりの楽しさと奥深さを学ぶことができます。